会社設立後にやることリスト|忘れやすい手続きを時系列で解説
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会社を設立したら、「これで起業の準備は終わり」と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、法人登記が完了した後にも、税務や社会保険、銀行口座の開設など、さまざまな手続きがあります。
特に初めて会社を設立する方にとっては、「次に何をすればいいの?」と迷いやすいところです。
提出期限が決められている手続きもあるため、後回しにせず、順番を整理して進めることが大切です。
この記事では、会社設立後にやることを時系列で整理し、忘れやすい手続きや準備しておきたいことを分かりやすく解説します。
1.まずは会社設立後すぐにやること
① 登記事項証明書・印鑑証明書を取得する
会社設立後は、登記事項証明書や印鑑証明書が必要になる場面があります。
法人口座の開設や各種契約、行政手続きなどで提出を求められることがあるため、必要な部数を確認して準備しておくと安心です。
また、会社の実印や銀行印などの法人印も、すぐに使える状態にしておきましょう。
② 税務署へ必要な届出をする
会社を設立したら、税務署への届出も必要です。
代表的なものとして、法人設立届出書があります。
このほかにも、青色申告の承認申請書や給与支払事務所等の開設届出書など、会社の状況によって提出が必要となる書類があります。
特に青色申告の承認申請は、提出期限に注意が必要です。
「まだ売上がないから後でいい」と考えず、会社設立後の早い段階で必要な届出を確認しましょう。
2.会社設立後に忘れやすい社会保険の手続き
法人の場合、代表者のみの会社であっても、社会保険の加入対象となるケースがあります。
健康保険や厚生年金に関する手続きが必要になるため、会社設立後は年金事務所などで必要な手続きを確認しましょう。
従業員を雇用する場合には、さらに必要な手続きが増えます。
社会保険は「従業員を雇ってから考える」のではなく、会社設立時点から確認しておくことが重要です。
3.従業員を雇う場合は労働・雇用関係の手続きを確認する
従業員を雇用する場合には、労働保険や雇用保険などについても手続きが必要になります。
採用人数や雇用形態によって必要な手続きが異なるため、従業員を雇う予定がある場合は、早めに確認しておきましょう。
自分だけで判断するのが難しい場合は、社会保険労務士などの専門家へ相談するのも方法の一つです。
4.法人口座・事業用の決済環境を整える
①法人口座を開設する
会社設立後は、法人名義の銀行口座を用意しましょう。
個人の口座と会社のお金を分けることで、経理や資金管理がしやすくなります。
法人口座の開設では、会社の事業内容や所在地、ホームページなどの情報を確認されることがあります。
そのため、会社概要や事業内容を整理し、必要な書類を準備してから申し込むとスムーズです。
②法人カードや決済サービスを準備する
事業で利用するクレジットカードや決済サービスも、必要に応じて準備しましょう。
個人のお金と会社のお金を分けることで、経費管理がしやすくなります。
特にオンラインサービスや広告費など、毎月発生する支払いがある場合は、法人用の決済手段を早めに整えておくと便利です。
5.事業を始めるための環境を整える
①会社の住所・オフィス環境を準備する
会社設立後は、事業を行うための環境も整えていきます。
自宅で仕事をする方法もありますが、取引先との打ち合わせや来客がある場合には、会議室や仕事をするスペースが必要になることがあります。
レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用すれば、必要なときだけ仕事や商談のためのスペースを確保することも可能です。
法人登記ができる施設であれば、会社の住所として利用できる場合もあります。
起業直後は、最初から大きなオフィスを契約するのではなく、事業規模に合った環境を選ぶことも大切です。
②名刺・ホームページなど会社情報を整える
営業活動を始める前には、名刺やホームページなども準備しておきましょう。
名刺には会社名、氏名、役職、連絡先、住所、ホームページなど、必要な情報を分かりやすく掲載します。
ホームページには会社概要や事業内容、サービス内容、お問い合わせ先などを掲載しておくと、名刺交換後に会社について調べてもらいやすくなります。
会社設立後は「やることリスト」を作って管理しよう
会社設立後は、税務、社会保険、銀行、経理、オフィスなど、やるべきことが一気に増えます。
そこでおすすめなのが、手続きを一覧にして管理することです。
例えば、
- 税務署への届出
- 社会保険の手続き
- 法人口座の開設
- 法人カードの準備
- 会計ソフトの導入
- 請求書・領収書の管理方法を決める
- オフィス・仕事環境の準備
- 名刺の作成
- ホームページの準備
というように、必要な項目を書き出しておけば、対応漏れを防ぎやすくなります。
ただし、必要な手続きや期限は会社の状況によって異なります。役員構成や従業員の有無、事業内容などによっても変わるため、分からない場合は税理士や社会保険労務士などの専門家に確認しましょう。
会社設立後は「事業を始める準備」も忘れずに
会社設立後は行政手続きだけに目が向きがちですが、本来の目的は事業をスタートさせ、継続していくことです。
営業先を整理したり、サービス内容を決めたり、ホームページやSNSで情報発信を始めたりするなど、実際の事業活動に向けた準備も進めていきましょう。
また、起業直後は一人ですべてを行う必要はありません。
税務は税理士、労務は社会保険労務士、登記や法律関係は司法書士など、必要に応じて専門家へ相談することで、手続きの負担を減らせます。
レンタルオフィスや起業支援サービスなど、起業家向けの環境を活用するのも一つの方法です。
まとめ
会社設立は、ゴールではなく事業スタートの第一歩です。
登記が完了した後も、税務署への届出、社会保険、法人口座、経理、オフィス環境など、さまざまな準備が必要になります。
特に期限が設定されている手続きもあるため、「後でまとめてやろう」とせず、会社設立後の早い段階から計画的に進めることが大切です。
すべてを一人で抱え込む必要はありません。専門家や起業支援サービスも活用しながら、自分の事業に必要なことを一つずつ整理していきましょう。
会社設立後の手続きをしっかり整え、安心して事業をスタートできる環境を作ることが、長く事業を続けるための第一歩です。